2023年の仮想通貨市場はどのような動きになるでしょうか?
2022年はこの先も語られるであろうテラエコシステムの崩壊やFTX破綻などマイナスイメージの出来事がありました。
これによって仮想通貨の信用不安や規制強化の動きも見られています。
この状況で2023年、どのような仮想通貨が話題にのぼるか考えてみました。
この記事のポイント
- 金融業界を管理する組織が仮想通貨を規制しようとしている
- 銀行が仮想通貨を保有しにくくなる
- 仮想通貨がweb3.0の分野で発展する可能性が考えられる
1|世界では銀行業への仮想通貨規制が始まりそう

1-1|FRBの声明、国際決済銀行の規制
FRBは銀行に仮想通貨のリスクを警告
2023年1月3日、アメリカ中央銀行のFRBと他2組織が銀行に対して声明を発表しました。
内容は、仮想通貨が銀行業にもたらすリスクについてです。
仮想通貨はボラティリティが大きく、カストディ業務においても法的な不確実性のあるものであり、既存の安全で健全な銀行業と相容れない存在であると発言しています。
国際決済銀行は仮想通貨保有を2%までに設定
国際決済銀行が2025年1月1日を目標に、仮想通貨保有の規制ルールをつくろうとしています。
各国の中央銀行を取りまとめる組織。
設立当時は第一次世界大戦の賠償金支払いを行っていたためこのような組織名だが、現在は中央銀行同士の預金受け入れなどの業務をメインとしている。
ステーブルコインなど安全性が高いとみなす一部のコインを除き、大部分の仮想通貨の保有量を制限する方針で、銀行の自己資産の2%(一般的には1%)を上限とする考えです。
2%の上限対象にはビットコインも入る可能性があるようです。
国際決済銀行は、価格変動の激しい仮想通貨を保有することで銀行のポートフォリオに大きな影響を与える恐れがあるためと考えています。
1-2|銀行は仮想通貨を保有しにくくなる
このような報道もあり、国際決済銀行の規制が予定通り適用されるならば、2025年に向けて銀行は仮想通貨の保有が難しくなっていきそうです。
そのような銀行が保有する仮想通貨の上限が2%に設定されると、大きなお金が動きにくくなり、金融業界への仮想通貨の浸透スピードは鈍くなります。
アメリカの有名銀行ではJPモルガン、ゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカなどです。
これら銀行は商業銀行(お金を貸す)、投資銀行(企業の投資をサポートする)をグループ企業として運営しており、自身が保有していない仮想通貨を投資銀行が顧客に保有を勧める機会は減ることになると思います。
そうなると、大きなお金を動かす大口が仮想通貨に参入しづらくなっていく可能性があります。
2|仮想通貨は個人の趣味になるかもしれない

2020年、2021年は、仮想通貨業界ではDeFiが流行し、高利回りのレンディングサービスなどが登場して市場を盛り上げました。
2022年には、テラのディベッグをきかっけに仮想通貨不安が広がったことで、各国の金融当局は規制する方向に進んでいます。
先ほどのように、仮想通貨が由緒正しき金融の世界に足を踏み入れるのは早かったようです。
2-1|金融がダメなら娯楽から攻める
仮想通貨はお金としての要素以外にも、NFTなど唯一無二を証明する機能も有しています。
それが発揮されているのがweb3.0やメタバース、NFTの世界です。
2022年は仮想通貨の価格が下落し冬の時代を過ごし、機関投資家も保有額を減らしている傾向が見受けられます。
そのような環境下でも個人によるNFT売買やゲームで遊ぶことは根強く継続しています。
一時的なNFTブームは過ぎ去った印象がありますが、一部の人たちが投資目的というより純粋に楽しむことを目的として仮想通貨に触れており、価格が下落していても他の魅力を見つけることができているように思います。
2020年のように仮想通貨市場全体での大きな盛り上がりとは少し異なるかもしれませんが、2023年は偶発的に様々な銘柄が成長していく展開になるかもしれません。
2-2|時価総額100位以上の主要なweb3.0の銘柄一覧
web3.0やNFTに関連する銘柄を調べてみました。
web3.0系
| DOT(Polkadot) | 別々のネットワークを繋げる基盤を作るガバナンストークン |
| LINK(Chainlink) | 別々のネットワークを繋げる基盤を作るガバナンストークン |
| FIL(Filecoin) | 世界の余っているストレージを分散的に活用するシステムを開発した「プロトコルラボ」が発行する仮想通貨 |
| THETA(Theta Network) | 分散型の動画配信プラットフォームのガバナンストークン |
| BAT(Basic Attention Token) | 広告閲覧時にユーザーにも報酬が支払われる仕組みの広告ブラウザ「Brave」で利用される仮想通貨 |
NFT系
| APE(ApeCoin) | 類人猿がモチーフのNFTアートを制作するYuga Labsが発行した仮想通貨 |
| CHZ(Chiliz) | スポーツクラブとファンを繋ぐファンイベントなどに参加できるファントークン |
メタバースゲーム、NFTゲーム系
| AXS(Axie Infinity) | 「Axie Infinity(アクシーインフィニティ)」のゲームで流通する仮想通貨 |
| SAND(The Sandbox) | メタバースゲーム「The Sandbox」で流通する仮想通貨 |
| MANA(Decentraland) | メタバースゲーム「Decentraland」で使用できる仮想通貨 |
ゲームシステム系
| FLOW(Flow) | CryptoKittiesなど有名NFTゲームを開発した組織が作った独自ブロックチェーンで使用される仮想通貨 |
| ENJ(Enjin Coin) | ブロックチェーンゲームの開発基盤「Enjin Platform」で使用される仮想通貨 |

食べ物に変わる銘柄ってないのかな?
仮想通貨市場はまだ冬の時期が続いているため、今年すぐに芽が出ることにはならないかもしれませんが、こういったカテゴリーや銘柄には注目しておいて良いかもしれません。
3|【まとめ】2023年は楽しみながら仮想通貨に関わるべし

2022年のテラシステムのディベッグやFTXの破綻などをきっかけに、仮想通貨の市場整備が進もうとしており、各国政府や中央銀行が企業に対して規制をかける動きがみられます。
web3.0はテクノロジーの進化のひとつとしても注目されているため、2023年は趣味の一環としても仮想通貨に関わる人が増えていくのではと思っています。
またこれらのカテゴリーは2024年以降も引き続き注目されるカテゴリーになると思っているため、次回バブルに向けて今からこれらに似たプロジェクトに注目しておくと良いかもしれません。
2023年の仮想通貨は「お金を儲けよう」ではなく「楽しもう」がテーマになるかもしれませんね。
この記事のポイント
- 金融業界を管理する組織が仮想通貨を規制しようとしている
- 銀行が仮想通貨を保有しにくくなる
- 仮想通貨がweb3.0の分野で発展する可能性が考えられる
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4|参考データ一覧
・FRBが銀行に仮想通貨のリスクを警告
https://jp.reuters.com/article/idJPKBN2TI168
・国際決済銀行は仮想通貨保有を2%までに設定
https://coinpost.jp/?p=417433




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