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【世界経済】欧米の金利と中国経済に警戒せよ!

アイキャッチ画像 世界の動向

アメリカやヨーロッパのインフレ率は2%を越えており、世界の主要国はまだ物価高に頭を悩ませています。

一方でインフレを抑え込むための金融引き締めも終盤に差し掛かってきているというのが、世界の共通認識になってきています。

今回は世界の金融政策の変化と中国の経済不安をまとめました。

これから世界経済は激動の時期に入っていく可能性もあるため、今の状況を一緒に理解しておきましょう。

この記事のポイント
  • FRB、ECBは金利据え置きも検討
  • 中国の不動産バブル崩壊の危機、経済悪化の可能性
  • 世界の高金利と中国の経済悪化のダブルパンチに警戒!
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1|【FRB】景気後退への警戒

2022年春に利上げを始めてから約1年半が経過した今、FRBは高金利に経済がどこまで耐えられるかを見極める段階にきています。

2023年9月のFOMCでは、金利据え置きを発表しました。

政策金利を据え置くことが出てきたというのは、金利を上げる時期に終わりが見えていることを意味します。

FRBの金利推移

金利据え置きの背景には、景気後退への警戒があります。

政策金利を高くし過ぎると、経済活動に負担が出てきてしまいます。

金利が高いと事業のための借金も金利が高くて大変!
その結果、事業拡大も難しくなり景気悪化になっちゃうよ

今までFRBはインフレ抑制のため金利を上げてきましたが、これからは経済への負担を見極める必要性が出てきています。

景気後退か?ソフトランディングか?

FRBは、アメリカ経済がソフトランディングになる可能性があるとも話しています。

ソフトランディングとは?

経済が景気後退を回避できる状態。
または軽い景気後退ですむ状態のこと。

景気後退にしてもソフトランディングにしても、FRBは必要以上に金利を上げ過ぎないよう据え置きを挟みながら慎重な利上げをしている状態です。

補足

以前は多くのアナリストが、高金利の影響で景気後退になると分析していました。

経済の理論上は今の高金利の状態なら、経済成長の勢いが止まり「景気後退」になると考えられるためです。

今のアメリカ経済は理論上の動きになるのか、底力を見せるのか境目にいます。

2|【ECB】利上げ停止を示唆

ヨーロッパの中央銀行であるECBは2023年9月の会合でも、今まで通り0.25%の利上げを決めました。

しかし、ECBラガルド総裁の発言からは金利を上げる姿勢に変化が訪れる可能性がみられています。

ECBラガルド総裁の発言

今後の焦点:金利維持の期間

今後の会合では今の金利を維持する期間を考えることになると発言をしました。

これまではインフレ抑制には利上げが必要であることを前面に示していたので、メッセージ性に変化があります。

つまり、利上げをするフェーズから据え置きを考えるフェーズに移り始める可能性があることを意味しています。

3|【中国】経済悪化の兆し

3-1|不動産バブル崩壊?

中国では不動産バブル崩壊の寸前にあるといわれています。

コロナによる経済活動の停止や2020年夏の中国政府の規制強化により、新築住宅の価格の下落や不動産大手の企業の資金繰り悪化も報道され、中国の不動産事業の悪化が表れています。

このような状況に対し、中国政府は購入制限の緩和や借り入れの条件を緩めるなどして不動産購入の活性化を狙う政策を打ち出しています。

まだ政策の効果は表れていなくてバブル崩壊の危機はあるよ

3-2|経済指標も悪化

国の経済力の指標の一つであるGDPも悪化しています。
2023年第3四半期のGDPは0.8%と低成長の状態です。

また、物価(CPI)も下がり続けています。
2023年8月発表のデータでは、物価上昇がマイナスとなりデフレに入ったとの見方もあります。

不動産市場の悪化に加え、中国経済全体が成長できていない悪い状態となっています。

中国のGDPとCPI

3-3|政府はテコ入れ

中国はすでに利下げを実施しています。
2023年の6月、8月には中国の政策金利に位置する「ローンプライムレート(1年物)」を引き下げました。

また、9月15日から預金準備率を0.25%さらに引き下げると発表もしています。
これによって市場へ出回るお金の量を増やし、経済を活発化させる狙いがあります。

預金準備率とは?

民間の銀行は有事に備え、中央銀行に一定のお金を預けなければならない。
預金準備率は顧客からの預金額のうち中央銀行に預けるお金の割合のこと。

この他にも金融政策が経済活性化への対策を順次打ち出しており、低迷しかけている中国経済にメスを入れています。

3-4|世界経済への波及の可能性

中国はGDPでは世界2位の経済規模を誇っています。

アメリカや日本など多くの国と貿易をしている中国の経済が悪化すれば、その影響は世界経済にも波及するといわれています。

2023年夏に中国政府が海外への団体旅行の制限を一部解除し(コロナで人の移動を制限)、世界へ団体旅行ができるようになった時には、インバウンド効果への期待から各国の株価が上昇しています。

逆の見方をすれば、中国経済が悪化すれば世界への旅行客も減り企業への売上期待も下がるということです。

中国経済の影響力ってすごいんだね~

4|【まとめ】世界経済の先行きは結構不安

アメリカの中央銀行は金利の据え置きに踏み出しており、経済が高金利にどれだけ耐えられるか見極める段階に入っています。

ヨーロッパはまだ利上げを続けている状態ですが、今週のECBラガルド総裁の発言からは据え置きが近いことも感じさせます。

また中国は不動産市場の悪化が経済的に大きな課題になっています。
GDPやインフレの悪化も見られており、政府は利下げをして対策に乗り出しています。

欧米は景気悪化を警戒していますし、中国の経済悪化が世界に波及する可能性もあります。

今のところはS&P500など主要株インデックスは上昇を続けていますが、今の世界経済は瀬戸際にいるように思います。

欧米と中国、ダブルパンチは痛いぜよ

この記事のポイント
  • FRB、ECBは金利据え置きも検討
  • 中国の不動産バブル崩壊の危機、経済悪化の可能性
  • 世界の高金利と中国の経済悪化のダブルパンチに警戒!

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