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ECBテーパリング発表!!BTCへの影響は?

アイキャッチ画像 ビットコイン

2021年9月9日、ECBがテーパリング実施を発表しました。
EU経済はアメリカに次ぐ世界第二位の経済圏のため、投資市場にも影響がありました。

今回はECBより一足先にテーパリングに触れたFRBと比較しながら、経済や投資への影響を考察しました。

そしてテーパリングのニュースはビットコイン価格にも波及していたので、仮想通貨への影響も解説していきます。

んな人におすすめ
  • ECBのテーパリング実施ニュースが分からない人
  • 経済ニュースを理解できるようになりたい人
  • BTCと経済の関係を知りたい人
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1|基本用語解説

テーパリングとは?

中央銀行がしている量的緩和策による資産買い入れ額を徐々に減らしていくこと。

テーパリングの実施による影響

テーパリングします!
=市場へのお金のばら撒きが減る

→中央銀行による大きな買い支えが無くなる

→市場が不安定になる可能性がありリスク資産が売られる(リスク資産のBTCも下がるかも!?)

こちらにも詳しくまとめています。

2|ECBとFRB、ニュアンスの違いで相場は逆反応

テーパリングを発表した時の文言について、ECBとFRBでは微妙に言葉遣いが異なりました。

ECB
テーパリングを10月~12月に実施します!
(名目上ではテーパリングではありません)

リスク資産売り

FRB
テーパリングは年内実施が適切だと思います!
(まだ実施時期は決定してません)

リスク資産買い

微妙なニュアンスの差にも取れますが、「実施します」と「適切です」は大きな違いと市場は考えたようです。

その根拠として、それぞれの発表後の相場は逆の反応をしていました。

ここからECB、FRBそれぞれの発表の詳細と相場の動きを解説します。

3|ECBテーパリング実施発表(9月9日)

3-1|ECB会合の概要

9月9日にECBのラガルド総裁が、PEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の購入ペースを10~12月の間で減速し始めると発表しました。

これは量的緩和の縮小を意味するので、実質的にはテーパリングの実施を指します。

ECBラガルド総裁の会見

①債券購入プログラム(PEPP)について

  • PEPPの購入規模の縮小を決定
  • 直近半年の購入基準(800億ユーロ/月)から小幅縮小
  • 決定は全会一致
  • PEPP縮小開始してからの展開は未定

②金融政策について

  • 金融政策の支援(利下げ)は今も不可欠
  • コロナからの経済回復は財政政策によるもの
  • これからも支援が必要との認識

③ユーロ経済について

  • 1年前~半年前の予想より今は回復
  • 半年先も力強い回復を見込むが感染拡大によって悪化の可能性もある
  • 完全回復には失業した200万人の再雇用の創出が必要
  • 賃金の大きな上昇は見込んでいない

ラガルド総裁は今回の発表についてPEPPの微調整とし、テーパリングではないと強調しました。

市場の混乱を避けるためにこのように強調したと思いますが、これは実質的なテーパリングになります。

3-2|翌日:リスク資産売り

9/10の投資市場の変動率

ECBのテーパリング実施による影響も考えられ、欧州の株(リスク資産)が売られました。

また米国債10年利回りは3.52%の上昇となり、債券も売られました。
EU各国が発行する債券の価格が下がることへの懸念がアメリカ債券にも影響したようです。

株が売られたことはリスク資産からの資金逃避を意味するため、BTCも価格は上げにくくなります。

国債利回り変動について

利率の計算方法は下のようになります。

利率 % = 金利 ÷国債価格 × 100

今回は金利が変わっていないので、利率の変動は価格変動によるものです。

国債価格【↑】 =  利率【↓】
国債価格【↓】 =  利率【↑】

4|FRBテーパリング発表(8月28日)

4-1|FRB発表の概要

ECBより少し前、8月28日にはFRBのパウエル議長がテーパリングに言及していました。

そこでは「テーパリング実施は年内が適切だと考えてるよー」との発言がありました。

パウエル議長の講演

①テーパリングについて

  • 2021年中の実施が適切
  • テーパリング終了後もFRBの長期債保有が金融環境を下支えする
  • テーパリングの話題によって利上げ時期を示唆ない

②アメリカ経済について

  • 急減速したが政策によっておおむね活発
  • 個人所得は増加、個人消費はサービス→モノへ
  • 経済回復に対して供給が追いついていない
  • 雇用はまだ完全回復していない
  • これからは需給改善や緩やかなインフレ、雇用創出が続く

4-2|翌日:リスク資産買い

8/28の投資市場の変動率

テーパリングに言及した日の相場はリスクオンになりました。
S&P500とナスダックは上昇し最高値を更新し、リスク資産が買われました。

また米国債10年利回りは下落(債券は買われる)しています
このことから、市場はFRBによる目先の買い支え(資産購入)は続くと捉えた可能性があります。

したがってリスク資産は買われやすくなるため、BTCも価格上昇しやすい状況になったと考えられます。

5|【まとめ】ECBテーパリングはBTCにも影響

今回はECBとFRBのテーパリング発表による違いをまとめてみました。

ECB

テーパリング実施
→ リスク資産売られる
→ BTC下落

FRB

テーパリング年内検討
→ リスク資産買われる
→ BTC上昇

発表時の市場状況の違いもありますが、ECBのテーパリング実施発表はBTCにも影響を与えた可能性が高いです。

テーパリングを実施するという明確な意思表示は、リスク資産の売りになるというのが今回再確認できました。

いまはBTC単独でも良い状況とはいえないので、経済面との双方から考えても悪材料として警戒すべき内容です。

まだ本命のアメリカでは検討段階であり、実施の発表はされていません。
世界経済二位のEUでさえ世界相場に影響があったので、FRBの実施発表となればさらなる反応があると思います。

最近の仮想通貨は世界経済を無視できない状況になっているので、このような経済情報も取り入れながら、投資をしていく必要性がありそうです。

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