国際通貨基金(International Monetary Fund)が、暗号資産の影響力が増していることを懸念し、とあるレポートを公表しました。
今回はこのレポート内容と、そこで指摘されている情報をチャートで確認をしてみました。
こんな人におすすめ
・世界的金融組織の視点が気になる人
・ビットコインの動向を知りたい人
・仮想通貨の状況を学びたい人
1|IMFレポート ざっくり内容

IMF(国際通貨基金)が出したレポートは、株式と仮想通貨の連動性に関するレポートです。
- 世界の通貨制度を安定させるための活動をする世界組織
- 世界の190ヶ国が加盟
- 金融政策の状況把握、加盟国への金融支援、経済政策の発展に必要な各国支援などを実施
ここでは、そのレポートの要点をざっくりお伝えします。
コロナショック以降の仮想通貨の背景として、主に3つの状況を伝えています。
- 仮想通貨に資金が入りまくり、時価総額は20倍以上に膨れ上がっている
- 機関投資家も仮想通貨市場に参入してきている
- エルサルバドルがBTCを法定通貨として採用した件もあり、新興国が積極的に取り入れてきている
このような背景がある中で、レポートでは、「仮想通貨と株式市場が相互で影響し合う状況にある」との分析結果を出しました。
- パンデミック後になると、さらに仮想通貨と株式市場の動きの連動性は高くなっている。
- 連動性が高まった理由としては、個人や機関投資家のポートフォリオ上に仮想通貨が組み込まれることが増えている点。
- 株式市場から仮想通貨に影響させることもあるが、その逆(仮想通貨→株式市場)の影響も見受けられる。
- 新興国株のインデックス指数(MSCI エマージング・マーケット・インデックス)と仮想通貨にも連動性はあることが確認できている。
- 現在も新興国株とS&P500の連動性が一番高いが、時間の経過とともに減少しており、逆に仮想通貨との連動性が高まってきているデータが出ている。
このような関係性が見受けられるため、仮想通貨の存在を無視することはできず、仮想通貨の極端な価格変動は金融市場の安定化に危険性を与える可能性もあると言っています。
2|新興国株とBTCチャート見比べ

IMFのレポートでは、少しずつ新興国株との連動性が高まっているとコメントされているため、その点をチャートで見比べてみます。
2-1|BTC、新興国株(EEM)、S&P500の見比べ

2016年以降の3種類のチャートを見比べてみました。
確かに、BTCはS&P500よりも新興国株に近い値動きをしているようにみえます。
BTCの2017年末バブルや2018年の大底のタイミング、そして昨年の最高値を取るタイミングなど、ほとんどが似たような動きになっています。
2-2|2021年以降のEEMの動き

チャートとしては2021年2月に最高値を付けてから、今に至るまで大きな下落トレンドが続いています。
今はコロナ前の水準(46付近)が近づいています。
まずは、そこが反発ポイントになるかどうかでしょうか。
しかし大局が下落トレンドなので、大きな上昇は見込めそうにありません。
やっぱりBTCと同じような雰囲気を感じます…
3|【まとめ】IMFがビットコインと株式の関連性を危惧

今回はIMFのレポートをヒントに、新興国株とBTCの比較をしてみました。
コロナショック以降、新興国が積極的に仮想通貨を取り入れているため、新興国株と仮想通貨市場が互いに影響し合う度合いは年々増加していると、IMFは言っています。
確かにチャート的にも、新興国株ETFであるEEMとBTCは、2016年以降同じような動きをしているようでした。
また、今は底値を探している最中であり、状況的にも似ている雰囲気を感じます。
さらに世界的にも、新興国株=ハイリスク資産と見られており、この点もBTCに似ていると思います。
IMFという世界的な機関が、BTCと株式市場の関連性を危惧するほどまで仮想通貨市場が大きくなってきています。
新興国株の動向もチェックしておくと、BTC動向の参考になるかもしれません。
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4|参考データ一覧
IMFレポート 暗号資産と株式市場の連動性
https://www.imf.org/en/Publications/global-financial-stability-notes/Issues/2022/01/10/Cryptic-Connections-511776
TradingView ティッカーEEM
https://jp.tradingview.com/chart/?symbol=AMEX%3AEEM




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