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【金融緩和】どうなる各国の政策金利。利下げの世界での投資方法は?

アイキャッチ画像 世界の動向

いま世界各国は物価高に対応するため高金利の設定をしています。

その成果もあってインフレの低下が見えてきています。
その一方で高金利による悪影響から、中央銀行は利下げの検討や実施を始めています。

今回は、これから世界で本格的な利下げが始まる前に、利下げがどのような影響をもたらすのか紹介していきます。

この記事のポイント
  • 主要国が利下げにシフトし始めている
  • 利下げが始まると株や不動産のパフォーマンスが落ちる
  • 2024年後半はリスク資産の下落に注意
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1|2024年は各国で利下げが始まりそう

① アメリカ

6月FOMCでは、政策金利は据え置きました。

市場は利下げを待ちわびていますが、発表されたドットプロットでは2024年の利下げ幅は0.25%だけの見込みです。

この結果から想定されるのは、11月か12月のFOMCどちらかだけで利下げするということです。

6月FOMCでのドットチャート

市場では9月利下げを予想する割合が60%ほどを占めており、FRBの見込みよりも楽観的(利下げを期待している状態)に偏っています。

市場によるFRB利下げ時期の予想

② EU

6月のECB会合で利下げを決定しました。
2022年ごろからの利上げラッシュにひとまず終止符を打ち、金融緩和への第一歩です。

しかしECBラガルド総裁は、次回会合以降での利下げの意向はあえて触れませんでした。

ECBラガルド総裁発言

しばらくは金利据え置きを交えながら、慎重に金融緩和を進めていくものと考えられます。

③ イギリス

イギリスは直近5月の会合では金利を据え置きました。
6月20日に会合を予定しており、利下げするのか結果に注目されています。

イギリスのインフレ率はアメリカやEUに比べて低い水準まで下がってきています。

5月分の発表は6月19日を予定しており、6月会合前にインフレ低下が示されれば利下げに踏み込むのではと、個人的には考えています。

アメリカ、EU、イギリスのインフレ率

2|利下げによる投資資産のパフォーマンスは?

アメリカで行われた直近4回の利下げで投資資産がどのように動いたのか以下の記事を抜粋して紹介します。

1989〜1992年、2000〜2003年、2007〜2008年、2019〜2020年

What History Reveals About Interest Rate Cuts
...

① 利下げ中:安全資産がプラス

利下げ期間は、リスク資産が下落しやすくなります。

資産変動幅
株式-6.0%
債券+6.3%
不動産4.8%

特に株式の下落が激しく、経済状況を反映し景気が悪いといわれる状態となります。

一方で債券は上昇し、安全資産が伸びやすい時期です。
ゴールドなども上昇しやすい資産になります。

② 利下げ終了後:3ヵ月後はどれもプラス

利下げが終わった後は、どの資産セクターでも上昇が強くなります。

資産変動幅
3ヶ月後6ヶ月後1年後
株式+18.2%+19.4%+23.9%
債券+15.3%+15.1%+10.9%
不動産+25.5%+15.6%+25.5%

景気が底を打ち反転を始め、段々と状況が明るくなる時期です。

景気の悪かった時期からの反動もあり、大きな上昇が期待できる時期ともいえます。

3|パフォーマンス悪化を警戒すべき時期は?

アメリカS&P500の下落が始まった時に焦点を合わせ、その時の長短金利差(10年-2年)の状況を見てみます。

逆イールドについてはこちらの記事を参考にしてみてください。

「金利差反転時」や「順イールド発生時」から警戒!

SP500と長短金利差チャート

「長短金利差の反転時」「逆イールド終了時(順イールドへの移行時)」からS&P500の下落が始まっています。

これらの時期は利下げの開始時期や利下げを始めてから少し経った後です。
つまり、高金利が実体経済に影響を与え始めた時期とも考えられそうです。

SP500の下落フロー

4|【まとめ】2024年後半は守りの準備を

今回は利下げをテーマに、各国の金利状況と利下げによる投資資産への影響を紹介しました。

ECBは利下げの道を歩み始め、6月FOMCでは2024年の年末での利下げが見込まれていました。

利下げが始まると株価の下落も想定されるので、これから半年は少しずつ守りの資産で準備しておくのも方法の一つかもしれません。

利下げはリスク資産には好ましくないネタとなりそうですが、今回の内容が投資の参考になれば嬉しいです。

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