投資を始めようとすると「投資なんて危険なものやって…」「投資しても損するから」「投資って怖いよね」などマイナスな言葉を聞きます。
「投資してみたい!!」と前向きに思っても、周囲からの言葉で結局一歩踏み出せないままの方も多いのではないでしょうか。
では、投資=マイナス感情になるのはなぜでしょうか?
この理由を理解しておけば、投資を始める時の不安が少しは和らぐはずです。
この記事を読んで、自分が思っている投資の危険性や怖さの本質を考えてみましょう。
1|貯金は安全。投資は危険。

1-1|貯金は安全。ではない
多くの人が子供のころから貯金を強く勧められて育ってきた人が多いのではないでしょうか。
また一般的にも、余剰資金はとりあえず貯金に回すのが良いことのように考えられています。
通帳に書かれた100万円はいつまで経っても100万円です。

定期預金には多めに金利が付くからボクも入れてるよ
しかし貯金は本当は安全でないのかもしれません。
この話については「貯金でお金は減っている!?」という記事に書いていますので、読んでみてください。

たしか、お金の価値は減っていて、物の価値も上がってるって話だったっけ。

そうだね。今100万円で買えるものは、将来120万円出さなきゃ買えないかもってことだったね。
1-2|投資は減るから危険?
投資が危険と思われているのは、額面が変わるからだと思います。
100万円のものは時に90万に減ってしまう可能性があります。

ボクの笹の値段も常に変わっていくからね。同じことか。
実際にコロナショックの時は株価が30%も下がりました。
100万円分の株を持っていたら、70万円まで減ったことになります。
しかしその後株価は2倍以上になったため、結局はお金は増えました。
むしろ世界的には投資でお金が増える可能性の方が高いのです。
それでも日本人は、減ることを怖がってどうしても投資に積極的になることができません。
それはなぜでしょうか?
2|お金が減ると思ってしまう理由はこれだけ

2-1|日本の株価が上がっていないから
日本人が投資を怖がってしまう理由はただ一つ「日本の株価が上がっていないから」これだけです。
ここで、日本を代表する株価指数、日経平均株価を見てみましょう。

日経平均株価のチャートを見ると、1989年に最高値38,957円をつけました。
この時期を境に大きく2つに分けられると思います。
1989年までは右肩上がりで、日本経済は成長局面にありました。
時代としては高度経済成長期にあたります。
しかし1989年のバブル崩壊後の株価はずっと横ばいであり、30年以上も最高値を更新することができていません。
つまり日本経済は30年以上成長していないことが分かります。
その名も「失われた30年」です。

日本は失われてるのか…
2-2|投資家心理はポジティブになれない
私たち、そして私たちの親世代も、多くの人が1989年以降に育ってきたと思います。
では、この時に投資をしている人たちや、始めようとする人たちの気持ちはどうでしょうか。
私たちは経済が成長していないのを肌で感じて育ってきており、何より親世代はバブルの崩壊を経験しています。
その経験もあり、投資はお金が減るものだという感覚になっています。
これは当たり前のことで、経済低迷期に投資をしても資産が増える可能性は低く、減る可能性の方が高くなります。
このような背景があり、特に親世代は投資に対して恐怖を感じてしまうのだと思います。

見方を変えればバブル崩壊の経験をもとに、投資は危険だって教えてくれてるんだね
私たちも経済の成長を感じたことがないので、投資に対してネガティブな感情を持ってしまっています。
したがって、日本人が投資を危険だと感じることはごく自然なことだと思います。
3|アメリカは投資がもっと一般的

3-1|アメリカ人は投資への恐怖が少ない
世界に目を向けてみると、世界最大の経済大国であるアメリカは、個人の投資がより一般的だと言われています。
これはアメリカの株価を見れば当然のことに思えるはずです。

アメリカは常に経済が成長し続けている国です。
〇〇ショックというのも度々起こりますが、それを乗り越える強さを持っています。
この経済状況で投資を始めれば、少なくとも日本よりは資産の増える可能性が高くなると思いませんか?
またアメリカ人のマインドとしても、〇〇ショックをいくつも乗り越えてきていることから何かが起きても乗り越えられる!と強気でいられるのではないでしょうか。
この差が日本と、投資に対する大きな違いを生み出しています。
3-2|日米の家計でもその差は明確
日本銀行が2021年に出している、家計の金融資産構成というデータがあります。

日本は預金率(緑部分)は驚異の54%、投資関係(赤部分)は15%しかありません。
アメリカは預金率は13%、投資関係はなんと55%もあります。
日本の真逆と言ってもいいほどです。
ここまでの話のようにその国の歴史的な経済の背景から、投資に対するマインドの差ができて、結果的に投資に対する態度が変わってくるのだと思います。

こんなに変わるなんてびっくりだね
4|【まとめ】危険だと思うのは当然だけど、お金を守るために投資する

今回は投資が危険と感じる理由について書いてきました。
私たちが投資を危険だと感じる理由はごく自然なものだと思います。
だからといって貯金だけをしていれば良いかというと、貯金も安全ではありません。
そのため、私たちは自分のお金を守るために投資をしていく必要があるのではないでしょうか。
勇気を出してチャレンジをしていかなければならないと思います。
私たちが投資を危険に感じるのは当然のことです。
それを理解したうえで、自分の将来のお金を守るためにも投資を勉強していくのはどうでしょうか。
5|参考データ一覧
・家計の金融資産構成 BOJ調査統計局
https://www.boj.or.jp/statistics/sj/sjhiq.pdf




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