この記事ではテクニカル分析について、基礎の基礎を説明していきます。
全くチャートが読めない、チャートを使って何すればいいの?という方であれば、この記事を読んでみてください。
チャートの基本は分かるけど、確認しておきたいという方も大歓迎です。
テクニカル分析はファンダメンタル分析とあわせてとても重要なので、投資の基本知識として習得しておくと良いと思います。

私もまだ勉強中の身ですが…
またこの記事は「トレード基本講座」シリーズの第1回として書いていきます。
「トレード基本講座」は全くチャートの読み方が分からない方向けの記事をまとめて、基本的なことから学べるようにしています。
それでは、テクニカル分析の大枠から理解していきましょう。
1|テクニカル分析はチャートから将来の値動きを考えること

投資をする上で大きな参考になるのはその価格です。
価格は売り買いの価格の動向によって変動をします。
それを確認するのがチャートであり、その動向を分析するのをチャート分析と言います。
1-1|テクニカル分析とは?
テクニカル分析には下記の画像のようなチャートを使います。
過去や現在の値動きを見てその銘柄の特徴を掴み、将来の値動きを予想する分析方法、つまりチャートを分析することを一般に「テクニカル分析」と言います。

Twitterでもテクニカル分析を主軸としたインフルエンサーが沢山おり、チャートをビジュアルとして理解できるので、初心者も比較的理解がしやすく学びやすい傾向にあります。

わたしも一緒に勉強します!
テクニカル分析の方法には様々ありますが、最初のステップとしては意識される価格に線やエリアを引いた分析です。
人によってはインジケーターと呼ばれる指標を使って分析することもあります。
この具体的な分析方法は次の講座から順番に説明してきます。
1-2|ファンダメンタル分析との違い
テクニカル分析に対するものとして、ファンダメンタル分析が一般的に挙げられます。
ファンダメンタル分析は、経済に影響を与える重要人物の発言や企業の財務状況などの「出来事」や「状況」が価格へ与える影響を分析するものです。
テクニカル分析の方がファンダメンタル分析に比べて価格を具体的に予想でき、また短期的な動きを考えられる長所があります。
チャートの値動きから将来の値動きを分析
世の中の出来事や状況が価格へ与える影響を分析
2|チャートは市場の動きをすべて織り込む

それでは、なぜチャートの値動きを分析すると将来の値動きを予想できるのでしょうか?

たしかに。そもそもテクニカル分析はどうして使えるんだろう…
そこには大きな前提として「チャート=市場の全てが反映されている」という考え方が関係しています。
チャートを形成する価格には、取引市場における全ての事象(ファンダメンタル、政治的なものや大衆心理的なものなど全て)が反映されていると考えられています。
価格の上昇は供給を上回る需要などの強気のファンダメンタルが作用しており、逆に価格の下落は弱気のファンダメンタルによるものと考えられます。
それら全ての事象を織り込んだ価格の上下動を表したものがチャートであり、それを分析することがテクニカル分析になります。
したがってこれまでの市場の値動きをチャートを使って研究して、そこから将来の値動きを導き出すという考え方になります。

テクニカルは値動きに全部の事象が織り込まれているという前提があるんだね
3|チャートを読むにはローソク足の知識が必須

3-1|チャートにはいくつか種類がある
テクニカル分析に使うのは下記画像のチャートであり、ローソク足というもので形成しています。


ローソク足は日本人が考えだしたんだって
チャートの表示種類には、他にもバーチャートやラインチャートがあります。

ローソク足、バーチャート、ラインチャートどれも一つの銘柄に対する価格変動を示したものですが、チャートから読み取れる情報量や見やすさからローソク足をテクニカル分析に使う人が多いです。
以下に各チャート種類の説明を載せますが、表だけで理解するのは難しいので読み飛ばしても問題ありません。
| ローソク足 | ローソク足(1本の棒)で一定期間の価格の移り変わりを読み取れる |
| バーチャート | ローソク足と同じく一定期間の価格の移り変わりを読み取れる |
| ラインチャート | 一定期間の終値などを結んでライン表示している |
それでは、テクニカル分析に最も使われるローソク足の読み方を説明していきます。
3-2|ローソク足には陽線と陰線の2種類がある
ローソク足1本にはある期間(1日、1週間、1ヶ月など)の値動きの情報がつまっており、その値動きを「陽線」と「陰線」という2つの種類で表示をしています。
陽線は価格が上昇した時、陰線は下落した時に表示されます。

例えば、1時間で下記画像の左のような値動きをした場合、ローソク足は右のような表現をします。

3-3|ローソク足の色は緑と赤が一般的
ローソク足の表示の色に決まりはありませんが、世界的な常識では陽線は緑、陰線に赤が当てられることが多いです。
一部日本のチャートでは上記と逆の配色や赤黒で表現されることもありますが、ローソク足の意味自体は変わりません。
またモノクロ表示の場合は陽線が白(白抜き)、陰線が黒で表現されることもあります。
3-4|ローソク足の形5選と特徴を紹介
先ほど、ローソク足には値動きの情報が詰まっているとお伝えしました。
つまりローソク足の形を見れば、価格の上昇下落の勢いなどが読み取れることになります。
ここでは代表的なローソク足の形を5つ紹介します。
実際はローソク足の種類はもっと分類されているので、それは別の記事でまとめていきます。
ローソク足についた名前とともに説明していきますが、テクニカル分析においてはローソク足の名前は重要ではありません。
どのような売買や価格の上昇下落があると、ローソク足の形が完成するのかを理解する方に重点を置いた方が良いです。
強い「上昇」があったことを示すローソク足
大きな実体のある陽線が出た時には、大きな買いの勢い(買い圧)があったことを示す。強い上昇を意味する。

大きな下ひげが出ている陽線は、一時的に大きく下落したがその後大きな買いがあったことを示す。下落から上昇に転じているため、相場が上昇に転換したシグナルでもある。

強い「下落」があったことを示すローソク足
大陽線と逆。大きな実体のある陰線が出た場合は、とても大きな売りの勢い(売り圧)があったことを示す。強い下落を意味する。

下ひげ陰線と逆。大きな上ひげが出ている陰線は、一時的に上昇の勢いはあったものの、その後は売り圧によって下落したことを指す。相場が下落に転じたことを示す。

相場の流れが変わる可能性を示すローソク足
実体がなく上ひげと下ひげだけで構成されていることが特徴。売りと買いが拮抗していることを示す。相場がそれまでとは逆に動く可能性を示すと言われている。

4|テクニカル分析の第一歩はチャートを見る環境を用意する

ここまではテクニカル分析の基礎知識となるローソク足を説明してきました。
実際にテクニカル分析を行うには自分でチャートを見る環境が必要です。
ローソク足1本だけでは分析できず、表示の時間や期間を変えさまざまな角度から見ていくことが分析につながります。
4-1|チャートは「TradingView(トレーディングビュー)」で見るのが便利
チャートを見るツールとしては、「TradingView(トレーディングビュー)」がおすすめです

画像をクリックしてプランを見てみよう!


最近ロゴが変わって「フン」って呼ばれることもあるんだよね…
無料でたくさんの銘柄チャートをチェックできる
TradingView(トレーディングビュー)では、株、為替、先物、仮想通貨、国債、経済指標など知りたい銘柄は検索するとほとんどヒットするため、投資家やトレーダーの多くがテクニカル分析に使っているツールです。
またアカウント登録すれば無料で使うことができるのも、初心者に嬉しい環境です。
パソコン、スマホどちらでも使える
アカウント登録してアプリをダウンロードすれば、スマホからでもチャートを確認できます。
スマホ画面では表示も小さくなるためじっくりと分析することには向いていませんが、外出先でも簡単に見れるのはメリットです。

チャートに書き込みできるのも良い点
例えばiphoneで有名なアップル社の株価はこのような形で見れます。
チャート画面上でマウスをスクロール、またはスマホなら指でピンチアウトすれば昔のデータもチェックできます。
チャート画面の左にある機能を選ぶとチャートに線などを書き込むこともできます。
本格的に書き込みをしてみたい方はTradingView(トレーディングビュー)をまずは登録してみてください。


5|【まとめ】テクニカル分析はチャートから値動きを予想すること

今回はまだチャートを読んだことのない投資初心者に向けて、テクニカル分析を解説しました。
テクニカル分析のポイントは以下の通りです。
これからもテクニカル分析に必要な基礎知識をひとつずつ記事にしていきます。
一緒にチャートを使いながら勉強していきましょう。




コメント